いよいよ旅行記です。
といっても、備忘録みたいなものなので参考になるかどうかはともかく・・・
ルーマニア鉄道の空気感だけでも伝われば
自分は年末年始に
ブダペスト~「~アラド~ティミショアラ~テイウス~クルージュナポカ~」~ブダペスト(~ウィーン~ミュンヘン)
と鉄道で移動したので、その順に羅列していきたいと思います。
「」の間の区間がルーマニア、ブダペストはハンガリーです。
ドコだかよく分からないと思うので、興味がある方はgoogle mapを参照してください(他力本願)
訪問したのはルーマニアの西の方、トランシルバニア地方というだいぶ田舎の地域になります。
さて、ここは12月31日のブダペスト東駅(ハンガリー)
首都にふさわしい歴史ある立派な屋根付きの駅である。
如何にもヨーロッパっぽく荘厳でテンションが上がる。
やたらと低いホームも憧れていたのでポイントが高い。
両脇にはキオスクがありサンドイッチや飲み物を購入可能
これはハンガリー国鉄の431型機関車牽引の近郊列車
だいぶ古い見た目だがかなり多数派と思われる。
塗装もあいまってED61あたりに似ていて気に入った。
サイズも出力もED61より少し大きいくらい。
国際列車もひっきりなしにやってくる
色遣いが綺麗なウクライナの寝台車が2両繋がっていた。
ウから来たのか帰るのか分からないが、車内は多くの乗客がいるように見えた。
ちなみに隣の車両はハンガリー国鉄の客車。
欧州の国際列車は途中で増解結を繰り返すのでいろんな国の車両がぶら下がっており面白い。
頭端式ホームなので到着した列車を撤収するスイッチャーが活躍している。
中々渋い。
これは1両だけ切り離された近郊型客車を撤収しているところ。
なぜか推進運転で入ってくる列車とそのまま突っ込んでくる列車の2パターンある。
・・・始発列車は推進で入ってくるのかもしれない。
自分の乗る列車は1番線から出発
大屋根の外の左の一番外れのホームからとなる
客車はハンガリー国鉄の車両だった。
・・・列車によってはルーマニアの車両が使われている。
車内はまぁ普通だがシートピッチは日本の物に比べると非常に広い。
ということでブダペストを発車(9:10)
アラド14時28分を目指して東へ走ってゆく
大晦日だからかかなり空いていた。
機関車は基本的に国境で付け替えを行うと思っていたが、時々外国の機関車を見掛けることがあった。
黄色と黒のスコダE47(チェコ)は中々カッコいい。
途中のBekescsaba(ベーケースチャバ)で国内止まりの車両を切り離し、国境の駅Lokoshaza(レーケスハザ?)で出国審査を行う。
出国審査は列車に国境警察が乗ってきてパスポートの確認をするが、一言も聞かれないのでチョッとびっくり
床に凸面鏡を当てて調べる係員もいたが、超形式的である。
・・・4月からルーマニアもシェンゲン圏となり、ここのパスポートチェックは無くなるので、まぁそういう事なんだと思う
機関車を付け替えたり、かなり停車ののちに発車
10分くらいゴロゴロと走ってルーマニアのCurtici(クルティチ)に到着。
ここで入国審査。やはり何も聞かれなかった。
・・・同じ車両に出国審査後に乗ってきた男がいて、別の警官が来て問答していたが降ろされたりはしていなかったが何だったんだろうか・・・
Curticiの次はArad。ほぼ定刻の14:30頃に着いた。
ここで下車してTimisoara行きに乗り換え
乗ってきた列車がCluj Napocaに着くのは20:45で、通しで乗ると12時間近くかかるようだ。
向かいのホームには先ほど通ったクルティチまでを往復する区間列車の客車
これはちゃんとした?サボが下がっているが、たいていの列車はドアかドア横の窓に行き先と号車等が印刷されたコピー用紙が貼ってある。
R(普通)に使用される客車は古く、ドアロックが付いていないので走行中でもドアを開けてデッキでタバコを吸っている。
2の数字は2等車の意味だが、Rの場合1等格下げらしい車両が1の表示のまま2等で使用されているのもあった。
ボロいが座席が広かったり多少快適なのでおススメである。
次に乗る列車
ローカル列車で客車は2両だが機関車牽引の列車である。
機関車はCFRのClasa41
仕様の違いで40~42の形式に分けられているらしいが詳しくは不明
ルーマニア製の機関車で、電気機関車はこれが主力
塗装はなぜかやたらとパターンがあるので見飽きない。
こんな感じの古風な客レが今もメインで使用されているのがルーマニア鉄道である
とても良い
駅前でトラムの時刻表を確認するなどし、16:56に発車
・・・次はティミショアラ駅から