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Channel: 工場長の製作日誌
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木曽 常盤橋わきのトンネル

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雪も解け、木の芽も膨らんできました。
…まぁ春分の日ですもんね。

木曽も雪がかなり解け、山肌が露わに・・・
この時期は山の中の廃道や廃線がとても見つけやすいですw



王滝へ向かう県道の途中、三岳の道の駅を過ぎて山が迫る場所に現れる常盤橋
渓谷に架かる朱色のアーチが非常に目立ちますし、ちょっと狭くておっかないので、名前は知らなくても通れば覚えている方も多いのではないでしょうか。



その脇の岩山
実は木曽森林鉄道の隧道が貫通しています。
上松側は軌道敷に落石防護柵が設置されていて夏場はよく見えませんが、今の時期だとハッキリと落石覆いと坑口が確認できます。



王滝側の坑口も道路からよく確認できます。
道路脇には「常盤橋」などと書かれた石碑が
橋の名前しか書かれていないようでちょっと珍しい?





木曽林鉄の本線らしい立派なトンネルです。

石積みとコンクリート巻き立ては出口付近のみで、真ん中は素掘り構造でした。



反対側は下から見た通り落石覆いが連続していて坑門はよく見えません。

全長は20mほど、前に付く落石覆いも極短いもので、非常に模型的に感じました。

ちなみに西裕之氏の『木曽谷の森林鉄道』には沼~小島間のトンネルとして列車が通っている写真が掲載されています。

・・・ちなみに、少し上流にはこんな橋脚も



木曽林鉄跡はレールこそないものの、多くの構造物がそのまま残されており、突然現れるのが魅力ですね。

※今回紹介部分は道路からアクセス容易ですが、落石や動物の危険があるので訪問は気を付けて、自己責任でお願いします。

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