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Channel: 工場長の製作日誌
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小林信夫氏の駅を作る

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本ブログを読まれる方はみなさんご存じかと思いますが
訃報はかなりショックでした。

自分は80年代生まれかつ平成生まれであり、小林氏がTMSに登場した頃はまだ幼児
だったのですが、消防厨房時代には最寄りの図書館にTMSが80年代から揃っており(今にして思えばかなり凄い)、厨房にかけて熟読したものです。
その中でも氏の記事は素材の身近さから「自分でもできそう」と思わせるところがあり、また添えられたイラストの世界へ引き込まれるように熱中しました。
・・・それがGMの箱絵時代からの彼の仕事の魅力なんだと思います。

最近では記事を参考にお菓子の空き箱から16番車両を作り始めました。



工法は真似できない部分も多く記事通りではありませんが、イラストや説明は非常に参考になります。
・・・外板と内板を張り合わせてから内板の窓等をカット、というのは私にはどうにも無理です・・・


最後の記事のイラストを見てそのまま製作に取り掛かりました。
終着駅なのか、あるいは長い旅の始発駅なのか・・・



やはり今回もかなりの部分が自己流
エコーの建具を使用することとし、これに合わせて寸法を決めました。
記事の駅舎はもっと大きいようですが、私が作れそうなジオラマに置くにはこのくらいが限度でしょう。



本体は1mmの黄ボール紙に経木を貼り付け。
柱には2mmの角棒を使用します。壁厚調整のため、裏に厚紙を当てました。
経木や柱はあらかじめ塗っておきます。
色は記事に倣っています。



室内も適当に表現。
ところで駅務室の改札すぐ横の部分は普通は窓になっている気がするのですが、小林氏の駅は扉になっている事が多いようです。あんまり見たことが無いような、どちらでもいいような・・・

琴電滝宮駅で気が付いたのですが、小さな駅の場合待合室と駅務室は直接行き来できない場合もあるんですね。



イラストの通り時計塔も設置。
屋根に穴をあけて嵌め込む形にしましたが、ちょっとパズルみたいでこの工作は楽しいものでした。
・・・塔を付けたくなる気持ちがわかる気がします。



トイレも製作
こちらも98年7月号に掲載の記事の図面を利用しました。

屋根もボール紙の波板を使用
トタン波板にしてはデカいけどスレートなんですきっと
海外ではよくあるし、そもそも日本なのかよく分からないしw



塔の屋根には梅桜堂の風見鶏を設置してみました。
紙なので強度的に不安はありますが、一気に楽しい雰囲気になります。
・・・まぁ金属でも引っ掛ければ壊れるかと思いますが



ラッチには犬走工房の製品を設置。
屋根をエナメル塗料で塗装したら完成。

いつかイラストの様な駅のジオラマを作りたいものです。
工作の楽しさを教えてくれた小林信夫さんありがとう。

使用材料
・エコー 窓枠
・梅桜堂 風見鶏
・犬走工房 ラッチ
・黄ボール紙t1、波板
・ティッシュ空箱
・角棒(1mm,2mm)
・経木
・100均の水性ペイント(内装)
・ウェザリングカラー(緑・茶・灰)
・タミヤエナメル(青・汚し用)

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