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Channel: 工場長の製作日誌
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津川洋行の南部縦貫レールバスの動力化

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何をいまさらという感じですがやってみました。



実物が休止になる97年頃に発売、思えばかなり昔の製品になったのかもしれません。
・・・トミックス製品も2002年発売ともう20年以上前なんですね・・・

自分が本格的に模型店に通うようになったのはだいぶ後なのですが、在庫品なのか再販品なのか店頭に並んでいた記憶があります。
・・・そのクオリティーと価格で手は出ませんでしたがw

しかし改めて見ると全体のプロポーションは似てる(やや屋根が薄いか?)し、表記もキチンと入っているし、キハ101と102のナンバーそれぞれ発売している点など結構見どころもありますね。
手作り感というか味わい深い結構印象に残っている製品です。

模型仲間(大先輩ですが)から譲っていただいて何年かジャンク箱に仕舞っていたのですが、思い立って動力化してみました。

動力化の方法はKATOチビ客車動力を使用するのが定番ですが、製品の味を最大限活かすようにわざわざ製品の床板を利用しています。
・・・チビ客車だとおなかのウエイト(現行品はプラですが)が目立って下回りがマッシブな感じになってしまいますしね・・・





使用したのはKATOの小型ボギー動力
モーターと車輪、ウォームギヤを使います。台車上に付いているウォームギヤは軸が抜けるのと、モーターの軸と同じ径なのがポイントです。
床板に穴をあけてウォームとギヤ付き車輪が噛合うようにモーターを固定すれば駆動部はOK

集電は今更普通に作ってもなということで、ボタン電池で動くようにしました。
・・・実は集電装置を作るのが大変というのは結構ありますw
LR44を横から差し込めるような電池ボックスをプラ角材で製作し、接点部分は銅箔テープです。
銅箔テープは自在な形にカットしてそのまま貼付けでき、ハンダもできるので大変重宝します。
横にはON/OFFスイッチも取り付け。小さい汎用品です。
・・・取り付け位置を考えなかったのでスノープラウが邪魔で操作するのにピンセットが必要になってしまいました。



製品は窓ガラスパーツで床板の高さを調整する構造になっています。
これが精度がイマイチすぎてちゃんと嵌らず、腰高になったりしているのですがソレはソレw
モーターを入れると上が干渉してこのパーツは使えない(というか元々上手く嵌らないのですがw)ので、床板は車体に固定の角棒と床板にツメを作って対応しました。





フロントガラスは歪みが酷かったり傷があったりするのですが、一応モールドがあるのでこれも味わいのうちwとしてパーツを切出して上から嵌め込み。まぁこれはこれで良し(汗

車体はディテール!?というレベルなので最低限の色差しと屋上のスミ入れのみ。

ということで製品の味わいを残したままの動力化、完成です。

2軸なので通常なら集電性能に不安がありますが、電池内蔵でレイアウトをゆっくりと快走します。
ぼけ~っとひたすらに眺めていたくなります・・・


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