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Channel: 工場長の製作日誌
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片上鉄道トラ800をナロー風にする

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今回はJNMAはパス・・・最近出不精な工場長ですw
回を重ねるごとに大人数を集めるイベントへ変わっていくのが楽しみでもちょっと寂しくもあります。

さて、今日は軽便無蓋車を作りました。
小っちゃい2軸車です。
ちょうどツイッターで沼尻セタの話題があり、私も欲しいなぁと。
でも貧乏性なのでキットは買わず、いつも通り手持ち品を弄ってナンチャッテ工作ですw



種車は片上鉄道のトラ800
1つ500円なので試しに3つ仕入れたものの、カプラーがそのままでは連結不能・・・という訳で持て余していたものです。
サイズを調べると、寸法はHOnに換算すると沼尻セタとほとんど同じ長さ!
幅は足りないけど、シルエットはそれらしくできそう!という事で加工することとしました。
いかに1/150を1/87に見せるかがキモです。



とりあえず全部分解。
床板と車体?は接着剤で固定されており、破損の恐れがあるので無理して外さない方が良さそうです。
カプラーポケットのツメも一カ所折損してしまいました・・・
が、今回は交換する予定なので良しとします。



残念なカプラーは、バリを取ってバネを入れれば普通に使えるようになります。
・・・逆にこの製品をそのまま遊ぶ場合でも、この作業は必須かもしれませんw



軽便っぽくするため、妻板の台形になっている部分を平らに加工。
下に賑やかについているアオリ戸のストッパー(名称不明)と、ブレーキも片側を除いて撤去します。
これでかなりスッキリしたシルエットになります。
更に側面のアオリ戸部分を一旦切離し、1ミリ角のプラ棒を間に挿入し、幅を2ミリ拡幅しました。



3両固定で使う事にして、両端は元のアーノルドにしますが、中間のカプラーで悩みます。
「合う部品を探してネジ止めして…」というのが大の苦手なのでかなり適当に作製w
これでも機能は果たします(汗



そして塗装!
でもちょっと物足りないのです。ブレーキハンドルを付けるのを忘れていました(笑



慌てて真鍮線の端材を組み合わせて作製。



取り付けて塗るとこんな感じ。
連結器解放テコなど要らないモールドが有ったり、ハンドルから先のブレーキ機構が無かったりですが、それをやるとイチから作った方が早いwなんてことになるので一切省略しています・・・



積荷は拾ってきた杉の木端をさらに細かく刻んで薪にしてみました。

薪というのは、通常は一抱えにして番線で縛って一束(箍)単位にするのですが、ちょっと模型では無理そうw
ということで、薪にしてそのまま投げ込んだ状態で積載しました。



積荷をボンド水で固定し、車体にウェザリングをして完成!
薪を積んで何処へ行くのか分かりませんが、とてもかわいいサイズの貨車になりました。


後から写真を見ると、沼尻のセタなどの貨車は軸受けが違うし、セタはこれよりずっと「トロッコ」のような原始的な形態だったようです。
見た目は頸城のトにやや似ているかなと思います。大きさはだいぶ違うと思いますが・・・
・・・まぁ自由形ですからね(汗

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