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Channel: 工場長の製作日誌
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木曽の理髪車をつくる 1

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先日KMCの運転会にお邪魔し、また林鉄をつくりたくなった訳で。



今回は理髪車を作ろうかなと思います。
理髪車はその名の通り移動式の床屋で、山仕事で長く山奥にいる作業員のために作られました。
B型客車を改造し、車内にはちゃんと床屋の椅子が備え付けられています。
上松町の赤沢自然休養林に現在も保存されています。
・・・実車があればいつもなら測る!のですが、流石にあそこでコンベックスを当てるのはどうかなとw
そういう事で、最大寸法は普通のB客に合わせ、あとは雰囲気で作ることとしました。



材料は前回の遠山のB型客車と同様にプラです。
腰板にはエバーグリーンの0.75ミリの筋板を使いました。





内側の窓だけ切抜き、他は角材や帯材(幅0.8ミリ~1ミリ)を切り刻んで貼りつけていきます。
この手の木造車両は、実物の材の組み合わせや段差を意識して組み上げていくと実感的になると思います。
・・・窓の上下が切り離されているのは少し長すぎたからw図面も描かずやっているので現物合わせです・・・





腰板には良く見ると縁取り(押さえか?)があるので、0.8×0.25の帯板を縦に挟み込んで表現。



妻板は前後で同じ形状ですが、床屋椅子のある側の扉は完全に閉鎖されているようで、扉の引っ込み具合が異なっているので注意です。



屋根はGMのロクサン型より。
幅を1ミリ拡幅し、下にも1ミリ延長してより深く。
妻面の押さえ板?は屋根の厚みでそのまま表現。
・・・正直GMのキットの屋根は歪んでいるので調整が大変でした。
オデコ部分の幕板は1ミリ厚のプラ板を現物合わせでカマボコ型にして接着。



まぁ外観はこんな感じ。
簡単に車内も再現したいと思います。

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