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Channel: 工場長の製作日誌
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飯田線の荷電を作る その1

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みなさまお元気でしょうか
この場で敢えて色々言う気はありません。予防策の励行で元気に過ごしましょう。

さて、知人との話の中で話題になったショップKIHAさんのペーパーキット

http://www.cab-inc.jp/index.html

自分も持っているぞと取り出したるが運の尽き?
いきなり着手してしまいました。

16番のモユニ81です。
今回は飯田線のクモニ83として組み立てる事にしました。



このキット、今や主流のレーザーカットではなく、伝統的?なケガキ線のみ入ってるかなり硬派なモノ
全て人力でカッターで切り出します。



普通のキットに比べると紙が幾分薄めで、その代り何枚も貼り重ねるのが特徴。
フルスクラッチと違い、何も考えず線をカットして行けば良いので、気は楽?です。



ペーパールーフも思いの外簡単にキレイな形に曲げられました。



なんとオデコも紙w
ここまで来ると自己満足なのではとか思いますがw
十数枚の積層で表現します。





湘南顔を作るのが一番難しかったです。
なかなか良い角度になってくれません。
最後に溶きパテ等で整形します。オデコの積層部は特に入念に・・・でもヒケちゃうんだろうなぁw



なお、このキットはオマケでパンタグラフ(不可動)も作れます。
今回はコスト削減の為片側のみ紙製で作る事にしました。
・・・飯田線時代は片側のみ使用で、一方は常時畳んだ状態のようなので。
思ったよりマトモ?に出来ました。

つづく

飯田線の荷電を作る その2

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今年も桜が咲いて散ります。
出かけられずストレス…みたいな声も聞かれますが、家にいれば模型を作っていればいいだけ。
誰とも会う必要もなし、良い趣味ですw



前面の整形が終わり細かいパーツの取付を開始。
Hゴムはキットのままでは窓が大きめに思えたので、t=0.5の紙で一回り小さく作り上手く嵌め込み。
やや大げさな表現となり私の作風らしい?感じとなりましたw





床板は付いてないので自作。
普通は木で作りますが、今回はt=1mm位のボール紙で作製してみました。
3枚重ねるとかなりの強度が出ました。



台車もキットについていますが、難易度が高すぎるwので日光製の台車を使用。
ここまで来るとあと少しという感じです。
・・・実は先は長いw

ナローの自由形箱型DL 完成

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県をまたぐ移動は自粛を
国道の電光掲示板にこんな情報が流れるとは思いもしませんでした。

という事で近所を散歩。
田舎でも近所に線路があり何となく嬉しい趣味人w



やって来たのは復刻塗装の元井の頭線。
銀色のステンレスカーも、松本では塗装されて活躍中。
・・・上高地線、意外と住宅が建て込んでいたり、走ってる所が単調なので、ここぞという撮影地が少ないんですよね。


さて、年明けにボディーを作ったナローDL
サフを吹いただけで暫く机に放置されていましたが、ようやく塗装しました。





車体はサフのまま、屋根と下回りはMrカラーのジャーマングレーです。
単調なので、窓枠をニス仕上げという事で近鉄オレンジ、ヘッドライトと屋上のラッパにソビエト海軍グリーンを色挿ししています。
・・・三重交通の箱型EL、窓枠を別色にする作例が多いですが、単色だと単調すぎるんですね・・・

今回は水色が色あせて灰色になった感じを出そうとMrフィルタリキッドのシェードブルーをフィルタリングしてみました。
鉄道模型ではあまり見ない技法ですが兎に角テスト。
結果はなかなか良い感じ?産業用の機関車や貨車には有効だと思います。



作りかけ(汗)のジオラマも無事走ることが出来ました。
車高が高く、トンネルが心配だったので屋上は警笛以外載せていません。

ということで、正体不明のアメリカンロコが完成しました。

ペーパー車体のリベット表現について

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先作のDLは人力で画鋲で打ち出していましたが・・・

以前から「この道具何??」と思っていたものを遂に入手しました。



これです。
何なのかなコレとか思ってたんですが、正体が分かったので早速入手。





ガリ版の点線を引く道具でした。
「点線ひき」という呼ばれ方もあるようですが、鉄筆の柄を使うので、鉄筆の仲間なのでしょうか?
本来の用途は消滅して久しいからか?美品ながら非常に安価で入手。


早速試してみました。



だいたいピッチは1ミリ
0.3ミリ厚の紙に打ち出すとこんな感じです。
針で打ち出すのに比べれば甘いですが、一瞬で引けるので十分かなと思います。

裁縫道具のルレットを試したこともありますが、ピッチが広いし輪がガタついて定規を当てていても上手く引けないので、こちらの方が遥かに良いです。
リベットバリバリの車体を作ってみたくなります。

鉄筆の針も筋を引くのに使えますし、いい買い物でした。

ワフをつくる

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たまたま2軸台車が2両分あったので、16番の貨車を作ってみました。

何がいいかナァ
無蓋車も良いなと思ったのですが、ワフを作製することに。



極力安くwをモットーに手持ちの工作用紙やボール紙から車体を作ります。
なかなか面倒な屋根も貨車なら厚手のボール紙を曲げて接着するのみです。
・・・妻板上部のRをキレイに作るのがミソです。



デッキ部分もそれらしく工作
ワフ35000は外側に露出したアングルのお陰でかなり強度がありますが、29000の方は若干強度不足です。
柱類はいさみやの車両工作用紙の0.3ミリを細く切って使っています。

途中で麻績村の「あかり」へ行く機会があり実物を拝見
※訪問はだいぶ前です。





店舗の一部が貨車です。
他にもワムハチなども使われているみたい。内部は改装されていて梁に貨車らしさが残る程度です。
料理も中々おいしく、平和になったらまた行きたいところ。





徹底的な自製という事で蓄電池箱等もそれらしく作りました。
屋根は400番のサンドペーパーを貼り付け
ベンチレーターも自作しましたが、ここは製品を奢れば良かったかなと。
ヤハリ屋上は一番見栄えに影響します。



ステップも紙と瞬着で製作。
結構シャキッとできたので満足です。

結局材料は
・学校用工作用紙
・いさみや車体工作用紙(0.3、0.5)
・3mm角棒
・プラ帯材(木材、中の補強用)
・真鍮線(雨樋)
・紙やすり
・ライトレンズにUVクリアレジン
となりました。





最後に塗装
ジャーマングレーを基調に、ブラックを軽く吹いています。
インレタは手持ちの物からテキトーに
軽くウェザリングと艶消しを吹いて完成です。
※予算の都合上まだカプラーは無しw

雰囲気はかなりよく出来たと思います。
・・・手に取って見れば流石に手作り感満載ですがw

次はなに作ろうかな・・・

IORI工房のP-5を組む

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発売当初に入手し、だいぶ経ってしまいましたがIORI工房さんの新京阪P-5キットを組立ました。

実車の事は何となく知っている程度だったので、今回ちょっと勉強。
京阪?阪急?なども「へぇ~」という具合の関東人です。



買ったキットは梅鉢と田中製の2両
これで作れそうな題材ということで、能勢電の10+11の2連を選びました。
ポールは在庫が無いので最晩年のパンタ化後としています。



いつもどおりクリアラッカーを吹いてタミヤセメントサラサラタイプで接着。
・・・実はクリアを吹いて長期乾燥に入っていましたw
初めて3Dの屋根パーツを使いましたが、サポート材を切り離すのに手こずりました。
・・・本体がパキッと逝ったりしましたが、変形しないので接着して事なきを得る(汗
鋭いニッパーで細かくカットしていくのが良いと思います。

T車用の床板は付属のもの、動力は鉄コレ15m級を短縮して使用しました。
・・・この加工、物凄く久しぶりw

あっという間に組めたので塗装





屋根はサフ色のままのオキサイドレッドとし、車体はGMブドー2号にMrカラーのマルーンを重ねて塗りました。
その上からウェザリングカラーのマルチブラックをウォッシング。
深みのある感じになったでしょうかね?
・・・実車はもっとカサカサだったに違いありませんが。



屋上機器はかなりテキトーなので参考にしないでください(笑

トラック野郎(電車)クモル23050編

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以前ちょっと紹介してそれっきりになっていたクモル23050を仕上げました。
・・・1年以上放置(汗



屋上機器がめんどくさいとほったらかしになっていたのですが、珍しく真鍮線で配管するなど凝ってみました。
この車両、人気があるので資料はいくらでも出てきます。
以前のクモル+クルはランナー伸ばし棒で配管しましたが、あれは均一・望む太さにするのが難しいので、どっちもどっちでしょうか?
真鍮線もライターで炙ると柔らかくなって曲げやすいので、真鍮線の方が良いかもしれません。

ハシゴはKATOの旧客用を使用しています。





そして塗装。
普通にブドー色2号で。ウェザリングカラーのマルチブラックでフィルタリングして艶消し仕上げです。
・・・Hゴムなどにはタミヤの高めの面相筆を使用しましたが、やはり値段なりです。
理想の塗料の含み、思った所に塗れます。

動力は鉄コレ用のクモルなので、WBが合わないのですがそのまま。
そんなに違和感ありませんのでこれでいいかなと(汗



屋上はこんな感じ。
個人的には中々うまくできました。



ということで、配給電車に動力車が仲間入り。
クモル23050は他の車と連結して配給電車として運行することは無かったと思いますが、そこは模型、凹電ばかりで走らせてみたいものです。

木を作る(低木編)

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真夏のような暑さも一瞬、いきなり梅雨入り
ジメジメして体も気分も悪くなります。

さて、ジオラマはいよいよ木が必要な頃合いに差し掛かり、重い腰を上げて樹木の試作。

まずは森林周辺の下草や低木です。



材料は登山の途中、山で見つけてきた地衣類
山の霧のかかりがちな斜面の樹木に引っ掛かるようにしてぶら下がっています。
モヤの中、針葉樹に垂れ下がるのを見るのは幻想的で好きな雰囲気です。

風などで落ちる様で、手ごろなサイズのを拾っては集めてきました。
※木から引っぺがすのはやめましょう。

これを良いカタチの部分はカットしてそのまま
それほどではない物はカットして束ねます。
・・・これが意外と良いカタチの物が無くて苦労します。



これは束ねて茶色に塗ったもの
低層の広葉樹に見えますかね?

これにボンド水を付けてパウダーをまぶします。
最後にKATOの「繁茂ボトル」で軽くフワッとした感じを表現



・・・まぁこんなもんでしょうか?
ある程度同じクオリティーで沢山作らねばならず、どの辺で妥協するかがミソのようです。
もっと粗いパウダーの方が良いかもしれません。

コレを量産、1本1本植えて行く地道な作業が始まります。

地面をつくる その3

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6月はついに1つしか記事が書けませんでした・・・

まぁ気を取り直していきます?

というのも、作業が地味すぎる!というのがありまして。

ジオラマはひたすら植物を植えています。
ボンドをちょっと出して少しづつ植えて・・・
でも朝の20分とか、ちょっとした時間でも進められる点は良いですね。



もう少し植物の種類が欲しいと思い、少し高いですが購入。
ウッドランドのFINE LEAF FOLIAGE
天然素材の枝(オランダフラワー?)に着色し、フォーリッジをまぶした状態の物です。
まぶす前の状態のがKATOブランドで売られていますが、多分同じものです。

取り出してすぐに使えるので結構便利でした。
ただし、天然素材なのでカタチの良い物ばかりではなく、イマイチなものはやっぱり接着等して木を作る必要があります。
・・・まぁそれでもかなり楽ではあります。



写真ではよく分かりません(意味なしw)が、立体的に出来るので岩の上から迫り出すような樹木の表現が出来ました。

草原部分はフィールドグラスだけでは単調であり、おススメ頂いたプリザーブドフラワーのピーコックグラスを入手。



細かい穂が草の表現にちょうど良い具合です。
・・・長く使って少し加工すればポプラのような木にもなりそうです。



フィールドグラスも整形すればOKかな?



写真や実際の山を眺めれば、そこには想像している以上の色や形の植物があるのに気づきます。
という訳で、なるべく多くの色や種類の素材を使うと良い感じになるのかもしれません。

ところで、針葉樹に良いかなと思って通販で予約した素材が発売時期未定に・・・
キャンセルできないので別の素材を使うのは勿体ないし、でも待っていたら完成時期未定にw
という不安を抱えてしまいました orz

建物の屋根と、倉庫をまだ作っていないので、そちらを作りつつ待ちましょうかね・・・

木を作る(針葉樹)

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(遠山郷西沢渡にて)

今年は梅雨らしく雨が続きます・・・
場所によってはそんな悠長な事を言っている場合ではないので、早く梅雨明けしないかなぁ・・・

さて、製作中の林鉄ジオラマ
主役はやはり杉や檜という事になりましょう。

山の仕事場を表現したいなと思っており、皆伐された斜面にある切株も表現したいなと。

コンビニ弁当についてくる割り箸
どのコンビニだか忘れましたが、丸い物があるのでコレを活用します。



鉛筆削りで杭状にし、彫刻刀で筋を入れ、根元が少し太くなるようにカッターで上側を少し細く削る。
最後にレザーソーでカット。皮の部分を茶色に塗りました。

根元を尖らせたので、スタイロの地面にそのまま刺して使います。
・・・ホントは根が張っているところも表現したいですが、量産を考えればこれで良い所でしょう。
刺した後に周囲は誤魔化しましょう(汗

実際の切株(間伐)



チェーンソーによる伐採(斧で切ってもですが)の場合、左右から切り口を入れるため断面に段差ができるのが普通です。
特別な事をしなければ断面が平らになることは無いので参考までに。



そして生えている針葉樹ですが、結局ジオコレの杉を入手して製作中です。

Nサイズなので背が低く、Φ5の木の丸棒を買ってきて継ぎ足しています。
・・・Φ4くらいが丁度なのですが、半端な径なのかどこにも売っていません。

左が製作したまま、右がグレーでスプレーしたところです。
この後テキトーに茶色にしたり、葉を付けてそれらしくしたいと思います。

このあたり車両工作と違ってかなり大雑把です。
0.1ミリ単位の工作に慣れているとなかなか妥協できなかったり、さじ加減が難しい所です。

松本を歩く

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久しぶりの日記?
松本を散歩してみました。



丸と四角
古い建物の味を残しつつ改装された建物が多いのが嬉しい所です。

もう4年この町にいますが、まだまだ知らない細い路地もあったり。
特に目標も無く歩くと色々発見がありますね。





梅雨の夕暮れ

上高地線にも久しぶりに乗車



終点の新島々
廃止された島々への線路は留置線になっており、復刻塗装の編成が留置されていました。
ちょうどモハ10が島々からやってくるところのような雰囲気。



新村の青ガエルの居た留置線にはEDとモーターカーが置かれていました。
このスペースは青カエルには狭いようで、ちょうどいい感じの収まりです(笑



この奥の貨車の物置2両も健在。
こういう廃車体のある車庫、ホントに減りましたね・・・



梅雨の合間



梅雨明けにはまだ暫くかかりそうですが、疫病も同じくこのまま晴れて欲しいものです。



最後に大先輩の作品を拝見。
相変わらずの素晴らしい仕上がり。
なにかNも作らなくてはと思います(在庫もたくさんあるし・・・
今年は人の作品を直接見る機会が少なく、モチベーションの維持が大変です・・・

木を作る(針葉樹その2)

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上田電鉄城下駅に保存車の5251がやってきました。
使っていないホームの有効活用(客寄せパンダ)です。

褪めないステンレスボディーにヘッドライトが付いていると現役らしい雰囲気があります。
記念品を購入すれば運転台に入ることも可能。

・・・列車折返しの合間に見学をすると、自分の列車が横付けされるので全体を写すことが出来ませんので要注意。
デモ別所温泉側から見学に来る人はあんまりいないでしょうね。


さて、先回のジオコレの杉を利用したHOサイズの針葉樹



全体をグレーにスプレーし、クレオスのウェザリングカラーでテキトーに茶色をまだらに筆塗り。
だいたい100mくらい離れて見た山の木の幹をイメージしていますw

「w」とか言ってますが、この距離感って結構大事かなと。
全体の解像度を設定する感じです。

そのまま葉を付けてみたところ、下から見上げた時に見える枝がグレーになっているのはなんだかおかしく、枝のある部分だけマホガニーを更にスプレーしています。



あとは幹に葉が付かないように部分的にマスキングし、クリアコート艶消しを吹いてKATOの湿草をまぶしました。
艶消しスプレーの粘着力で葉をくっ付けます。
結果はなかなか良い感じ。
真横から見ると枝ぶりに違和感がありますが、斜め上・下から見ればかなりいい雰囲気だと思います。



森がだんだん密になってきました。

アルモデルのとて簡をつくる(2)

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いよいよ夏本番?
今年はなんだか蒸します。

さて、最近中古で入手したアルモデルの箱型機関車2両
ジオラマ製作の気分転換?にサッと仕上げてみました。



ほぼ箱になってましたが屋根と前面はハンダで固定。
車体はEEタイプには付属の通風器、運転台側面にヒサシを取り付ける程度に留めました。

毎度のことながら屋上に力を入れます。
・・・模型は上から見る事が多いので、屋根が命(個人的な感想です)

そうは言ってもフリーランスなのでお気楽に・・・
手持ちのベンチレータや避雷器を取り付けています。
パンタはロングセラーのKATOのPS14。線が太いので繊細な模型には向きませんが、こういうのにはピッタリかと思います。
・・・パンタ台を作るのがやや面倒ですがw

あとは特に考えずにそのまま塗装。



西武風にしてみました。
カラーサフのオキサイドレッドと黒を使用しています。
西武はもっとピンクっぽいですがマァ自由形ですのでw
でも中々雰囲気はあるかなと思います。

手摺は先端部も白にしたいところですが、線が太くハデになりすぎるのを避けて黒のままです。

タミヤの墨入れ塗料でスミ入れをし、艶消し仕上げとしました。



屋根はグレーのグラデーション
・・・ウェザリングというには余りにテキトーな、ラッカー塗料の濃淡を適当に吹いたものw
ヘッドライトはリトルジャパンの名鉄キット付属のもの、グロベンはキッチンの小型のもの、避雷器は銀河です。





ナンバーも西武風にE41とE42
動力は片方だけにして、重連で運用予定。

こんな感じで休憩がてら?作れるキットです。
金属キットと言えば、細かなディテールまで作り込むのが前提になっている場合が殆どなので、お手軽に作りたい方にこのシリーズはおススメです。

16番ペーパー電車の復活

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某オクで入手の古い(と思われる)京浜電車をレストアしました。

記事にしてもあまり参考にならない気がしますが、こんなのもたまには如何でしょう?



入手状態はこんな感じ
「鬼嫁命令終活処分品」というものですw
しかと受領いたしました・・・

特に記載も標記もありませんがどうみても京急の旧型電車
バイブルたる「スタイルブック」に2両の図面が載っており、これを見ながら作ったと推察されます。

入手時には塗り替えて自由形にでも
と思っていたのですが、見ればみるほど京急電車であり、窓ガラスを剥がしたりが面倒なのでそのままレストアすることにしました。

車体側面の痛みはほとんどなく、雨樋の一部を作り直した程度です。
紙のメクレなどは木工ボンドをちょっと塗って戻します。
塗装ハゲや部品を撤去した部分には近い色を筆塗りしています。
・・・ちょっと違うけどまぁ気にしない(汗
灯具類と、ランボードが中心からずれて付いている屋根を作り直すことにしました。

下回りは台車が無いダケなので、手持ちの日光の台車をそのまま取付。
デ71の方にアルパワーを搭載しました。
インサイドギアのマウントにそのまま取付が出来ました。
他に連結して似合う車両も無しとベーカー式カプラーを取り付けてみました。



屋上についているランボード(厚紙)を思い切って剥がし、グレインペイントを全体に塗りました。
・・・ザラザラになりますが正直かなりオーバースケールなので、普通はおススメしません。
でも、この模型には丁度良い塩梅で、ついでに木目の目止めにもなります。



デ51は屋根には元々何も付いていなかったようですが、ポールカーとして再生することにし、IORI工房のトロリポールを取り付けます。
こんなに安い16番の集電装置があるでしょうか?



適当にプラ板で台座を作り完成。



巨大なオヘソライトはそのままの予定でしたが、カプラーがぶつかるのが判明したので撤去
尾灯と共に、アルモデルのホワイトメタル製品を使用しました。
こちらも廉価なので気軽に使えます。

屋根はクレオスのオキサイドレッドのサフを全体に塗装。
よく見るとかなり怪しいですが、京浜電鉄のデ51の完成です。



一方のデ71(湘南デ1?)もランボードを追加
こちらは屋根にパンタ取付穴があったため、爪楊枝を突っ込んで埋めました。
・・・瞬着で固定して削り、グレインペイントを塗れば分からなくなりますw
パンタは手持ちのかなり古い、かなり大型のパンタを採用しました。
・・・ホントはPS14などでしょうが手持ちナシ、トミックスのTDKでは雰囲気ナシという由

この手のかなり古いパンタは線が太く、現代の模型に付けるには不自然ですが中古でも結構高いですね。
皆さんも私同様レストア用に探すのでしょうか?





こちらも同様にアルモデルの灯具類を付け、赤い屋根、黒いパンタにして復活。
窓が不思議な構造(デ51はこれが正解)で、中桟が異様に太いですが雰囲気はあります。

残念ながらいつ頃か不明ですが、紙質や木片の床下機器など、相当古い作品と思われます。
ウン十年は眠っていただろう2両の電車
台車とパンタを付けて復活しました。

精密模型ではなく民芸品に近い仕上がりですが、コレはコレで評価されるべきかなと。
眺めて触っているほどに愛着が湧くような作品です。

元々高価なものではありませんから、飾ったり走らせたりして楽しむのが良さそうです。

地面をつくる その4

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いよいよ9月(塩尻市 チロルの森)
まだまだ酷暑ですが、確実に秋が近づいています。

さて、進んでいかないジオラマですが、軽便祭(エア)に向けてドシドシ進めます。



このジオラマのハイライトである小屋付近

プラ板で小屋の屋根を作製し、ようやく形になりました。
土台や側面下部にはエアブラシでウェザリングカラーを吹付けて地面に馴染ませています。

木の下には小型貨車を流用した物置
こちらも表現したかったモノのひとつ

https://blog.goo.ne.jp/matsumoto-works/e/49cbff5255c7a5ccf956c3b768524a98

以前に(もう4年も前か・・・w)記事にしたプラ板スクラッチの小型貨車をもう1個作製して安置しました。
走行しないので、扉を開けた状態にしたり、ディテールも一部省略しています。
周囲と内部にドラム缶をテキトーに配置し完成



フィールドグラスばかりだった見晴らしの良い一角も、ピーコックグラスや低木を植えてそれらしくなりました。

こんな感じで前から見える範囲は完成に近づきましたが、尾根の向こうは



絶賛建設中・・・
ようやく切株が植わりました(汗

照りつける日差し、草の匂い、チェーンソーの轟音を感じる景観

果たして表現できるのか・・・?


つづく

地面をつくる その5

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少し前の猛暑がウソのように秋めいてきました。(上田市内)

さて、地面
軽便祭は今年は残念ながら中止、代わりに「エア軽便祭」をやるというのでコレに目標を定めてペースアップ。
・・・リアル軽便祭だったら、完成が怪し過ぎてエントリーできなかったナァw



伐採された斜面
何か物足りないと思い考えると、実際の山には所々岩が露出しています。
・・・全ての斜面ではないですが、経験上(汗

という事で情景用の石を買ってきてそれらしく設置
買ってきた石は白っぽかったため、墨汁に浸してグレーにしています。
さらに枯れ枝風の樹木やパウダー、スポンジ素材を適当に散らかしました。

そしてこのシーンの主役である索道を動かす集材機
これは製品があるのですが高価なので自作しました。



プラ板とNゲージの余りパーツでそれらしく
出来上がってみると思いの外それらしく作る事が出来ました。



索道はミシン糸で表現
こちらもそれらしく張ってみましたが、よく見るとこれでは索道は動きませんw
これを木に結び付けるのが一苦労で、正直一番イライラする作業でした・・・
搬器もプラ材で自作、ぶら下がっている短い丸太はおもりで、常時下げているようです。

これで地面は一通りおしまい。
あと舞台には「登場人物」が必要ですがそれはまた後日

なんとか間に合って祭前日に屋外撮影に臨みました。



薄曇りでしたが背後の山並みと共に時折差し込む太陽光の下撮影が出来ました。





伐採され、開けた区間を行く運材列車



ダミーの側線に留置された遠山B客と本線を通過するモーターカー
「遠山風」を謳っているものの、遠山っぽいといえば猫の額のような段々畑くらいでしょうか?

分岐も無い単純なエンドレスの中に自分の表現したい光景を詰め込んでいます。
なんとか自然な感じに収まりました。

もうこれで殆ど完成ですが、もう少し手を入れていきたいと思います。
・・・やっぱり、地面に完成は無いようですw

完成版はまたの機会に
ひとまず地面をつくる記事はこれにて一旦オシマイ。

ダイソーの缶スプレー

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5500に続いて名鉄800を作りました。

リトルジャパンのキットほぼそのまま
腰高に感じたので、床板を1mmほど上げています。
同じ形式でも微妙に違ったりするのが名鉄車の面白い所です。

今回はお手軽工作ということで、ボディーの赤以外は缶スプレーで仕上げましたが、グレーが無かったのでダイソーのラッカースプレーを使用してみました。



ジオラマの樹木の幹を塗装するのに使いましたが、鉄にもプラにも使えると書かれているのでテスト
パンタと屋上機器等に使用しました。
吹く感じは塗料が一気に出て、やや厚塗りになりがちな気がします。ただ、缶スプレーに慣れていれば問題ない程度です。
乾燥はGMやクレオスのプラカラーに比べると遅く感じます。
色はGMの9番に近い感じ。違和感はないです。
パンタにはそのまま塗っていますが、やはりプライマー効果もあるようで簡単には剥がれません。
プラキットに付ける小物の金属パーツ程度ならOKそうです。
・・・金属車体に試す勇気はないw

写真は塗装後にスミ入れ塗料で汚した状態。
光沢なのでツヤ消し必須ですが、結構使えそうです。

近所のダイソーで見る限り、色の種類は少なく、光沢(艶消しは黒だけ?)のようです。
車体色はムリでも、黒・白・灰色なんかは十分使えそう。
近所に模型店の無い田舎モデラーにとってはありがたい存在になりそうデス。

飯田線の荷電を作る その3

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地面がひと段落してひと息・・・
ただ眺めて楽しんで。

次は何をしようかなと思いましたが、16番の飯田線が放置されていたので再開しました。



止まっていたのは部品が揃っていなかったため
という言い訳w

カプラーはKATOのASSYパーツ、床下機器は日光製としました。
床板もボール紙なのでKATOカプラーの台座に合うように切れ込みを入れて嵌め込みました。
床下機器はとりあえず黒で塗装してから接着。

屋上機器も自作は面倒なのでエコー製品を使用しました。



KATOのパンタが載る側には、固定できるように穴を開けます。
そしてパイピングもそれなりに・・・
このキット、屋根の中に天井板を差し込んで屋根の曲げを容易にしていますが、お陰で屋根に穴を開けて色々工作するのが少し手間でした。
この段階になれば全体に強度があるので、天井板にもどんどん穴を開けて進めます。

実車は1両づつ細部が異なるのでクモニ83101に決定しました。
・・・ここで側面の屋上へのステップ位置が間違ってるのに気づく・・・orz



この作品も半年以上かかっていますが、ようやく塗装ができそうです。

飯田線の荷電を作る その4 完成

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前回までに車体の仕上がったクモニ83
塗装しました。

スカ色はFモデルの塗料をそのまま
軽くウェザリングして半光沢仕上げです。

今回は動力を入れなかったのでライトを点灯化しようと思い、モデルシーダーのライトユニットを組み込んでみました。





ごく簡単に組み込みが出来、眺めてみる分には十分満足の仕上がりとなりました。





えっこれ紙なのと自分でも思う感じの仕上がりとなり満足です。

カワイのキハ30

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幼少のころ父親に「八王子にもの凄いボロいのが走ってる路線がある」と言われ連れて行ってもらったのが八高線でした。
聞き慣れないディーゼルの音、ボタンを押して開ける外吊式のドアなど、確かに異様な感じを覚えています。
時々混じっているキハ38も、新規性を狙ったものなハズですが、編成の1両だけでは却ってボロさを際立てている様でした。

写真はその頃のものですが、架線柱が電化直前を物語ります・・・



という事で国鉄DCの中でも思い入れのあるキハ30、以前仕入れていた中古品を仕上げてみました。
カワイモデルのキハ30です。
個人的には、プレスの前面が良く特徴を掴んでおり好感が持てる製品です。
ただ、実際に手に取って見ると側板が薄さのためヘロヘロ感があり、若干不安になります。
・・・まぁその辺が古い製品なんでしょうね。

中古市場でも安いとはいえ完成まで持っていくとプラ完成品よりやや安く仕上がるかなという程度なので、あまりお勧めはできません。



動力はインサイドギヤも良いかなと思ったのですが、運よく入手できたので新パワトラを試してみました。
・・・旧製品に比べて非常にスローの調子が良く気に入りました。
是非安定供給を!w

この手の製品にフルディテールは違うかなと思い、ペーパーのクモニ83とは打って変わってお手軽に仕上げます。



屋根はちょっとこだわってグレーの濃淡でグラデーションに。
エアブラシでそれらしく(汗





ボディーは缶スプレーで仕上げてみました。
単色なので十分見られるレベルになります。
缶をお湯で少し温めるのがコツです。(自己責任でお願いします。



最近Hゴムの表現にはPebeoの4アーティストマーカーというのを使っています。
所謂油性マジックですが、とにかく発色が良いですね。黒と灰色があるのが良いです。
銀色は簡単にメッキ調になるのでおススメです。



前作とは反対に超お気軽工作のキハ30です。
豚鼻ヘッドライトやホロは部品を入手次第取り付けたいと思います。



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