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Channel: 工場長の製作日誌
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自由形ナローの製作2

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前回の「1」で製作した客車を牽くための電車を用意しました。
こちらは同じくスタジオHOさんの客車Bタイプ。
そのままつくると阪神小型車のような細面の電車風の車両が出来ます。



ただ、そのままつくってしまうと前作のAタイプとはドア高さが違い過ぎてしまうので思い切りドア下で裾をカット!
前面の貫通扉も「電車にすると運転台狭すぎ!」ということで閉鎖します。
キットの端をちょうどのサイズに切り出して接着、瞬着で溝を埋め扉を埋めました。
・・・ただ、左右の窓と同じ精度にする自信が無かったため(汗)新潟交通の元小田急のようにしてみました。





後は前作と同じ・・・屋根を削りひたすら整形・・・



ドアの高さを客車と合わせるために簡単なステップを作製。



床板として使う鉄コレ14m級動力とのスペーサーも兼ねています。



前作はツルツルでしたが今回はシルヘッダーを。
キットにシルヘッダー用の帯がありますが、今回は1mmのプラ帯を使いました。
・・・やや太すぎorz
雨樋は0.5mmで表現しています。



いきなり塗装後になりますが、使用した細かいパーツは・・・
ベンチレータ: GM旧客付属ガラベンをT型に加工
パンタ   : トラムウェイの玉電80キット付属品
碍子    : 出所不明(汗
ヘッドライト: 銀河250w型
テールライト: フクシマ製

という具合です。全部手持ち品で何とかしていますので、新規に購入するならもっとふさわしいパーツがあるかと思います。



床下機器もHOとNのパーツを織り交ぜてそれらしく。
標記はアルモデルの自由形です。



電車型客車を電化に際して電車化、といった感じでしょうか。
自由形軽便電車1号が完成しました。

今思えば電化路線ならステップが無い方がそれらしいかなとも思いますが・・・この鉄道線のシリーズを増備していくのも面白そうです。

山梨交通の保存車(江ノ電800)

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東京オリンピックの少し前、1962年まで山梨県は甲府駅前から現在の中部横断自動車道の終点、増穂インター付近の甲斐青柳までを結んでいた電車がありました。
思い立って山梨交通鉄道線(←峡西電鉄)の保存車を見てきました。



場所は中部横断道増穂IC至近、「まほらの湯」という温泉施設に隣接する利根川公園。
ちょうど廃線跡の道路に面した場所に置かれています。



保存されているのはモハ8
同型のモハ7と共に廃止後上田丸子電鉄→江ノ電と渡り歩いてここに戻ってきました。
僚機のモハ7の方も個人で保存されているようなので、幸運児といえましょう。
・・・最後に江ノ電で活躍したのがラッキーだったか?

状態は江ノ電時代のまま、塗装だけ山交時代のオレンジになっています。
番号も「801」の切抜き文字が残っています。
直近の写真をネットで見ると中央扉の窓が割れていますがしっかり直されていました。
少し色あせていますが、屋根もあるし手入れもされており程度は良好です。



後ろ側はこんな感じ。かつてはこちらにも運転台がありましたが江ノ電時代に片運化と3扉化改造がされています。
屋上はランボードが無くなっていたりパンタよりのベンチレータの位置が現役時代と異なるようです。
・・・参考にしたかったのですが(笑)




(訪問日:H27.9.20)

第11回軽便祭

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ちょっと、というか、かなり濃い鉄道模型イベントの軽便祭
今年も覗いてきました。


今年から会場を移して広くなった印象です。
・・・それでも思ったより混んでました(笑



そして今までは見て回るだけでしたが、クリクラさんにお邪魔して丸山単端を置かせていただきました。
・・・他の作品が素晴らしすぎてとてもちっぽけ(汗
まだまだ修行不足です。

「フィニッシュ祭」と題していた為だけでもないんでしょうけど、皆さん仕上げが素晴らしい。
鉄道模型というよりは大スケールのプラモデルのそれに近いものを感じました。


さてメインのレイアウト展示ですが、とても全てを紹介しきれません。
・・・写真もショボいし・・・



定番の尾小屋



下津井やら



駿遠線など・・・



舌を巻くしかない。



これなんかは雨上がりの蒸し暑ささえ伝わってくるようでした・・・

車両も地面も、どの作品もそれぞれ作風があり「これは自分じゃあやらないな」という物もありますが、それでも(それだから?)大いに参考になりますし、刺激になります。


途中でtwitterで知り合いのKさんと合流。
このイベントでは珍しく(笑)歳が近いのでかなり話し込んでしまいました。



こんなのとか



こんなのは付いていけません。
驚嘆の域でした。




その一方で私は鉄模アンテナで気になっていた小茂内鉄道山奥線(漢字修正しました。すみません…)に拙作を入線させてもらいました。
「地面」が欲しくなる瞬間。ありがとうございました。
※庶茂内鉄道さんのブログ http://syomonai.tea-nifty.com/cocolog/





そして一足先にお暇しまして、夜の新宿へ。
帰りのバスまでの間にいつもの大先輩と一杯・・・



そう、こういうのですよ。ナローもいいけど。



オマケ

皆さん戦利品を報告していますが、私などは交通費だけで・・・なので会場ではインレタと木片(!)しか買っていません。(ケチ)



帰りがけに頂いたお土産とKさんにおススメされたウェザリング塗料を仕入れて帰路に就いたのでした。

これどうしましょうね・・・?
連接化?・・・ウッ頭が



一日お相手してくださった皆さんありがとうございました。
そして素晴らしいイベントを運営されている方々もありがとうございます。お疲れ様でした。
また来年!

終点のバス車庫(平栗バス車庫)

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稲架に干された稲も脱穀が着々と進んでいます・・・


先日東京への道すがら、甲州街道沿いの旧郵便局と思しき建物が取り壊されて更地になっているのに気付きました・・・
・・・東京まで下道かよ!というツッコミはナシでw
古い建物は見かけたら記録。とても重要です。




そんな訳で今日は飯田市上久堅にある平栗車庫を紹介。
一日一往復しかないバス!という事でテレビに取り上げられたこともある(らしい)、市民バス久堅線の終点にあります。

かつてのバスと云えば、朝に辺縁の集落から街に出るお客さんを満載し、夕方になれば彼らをまた乗せて帰っていく、そういう形態が定番だったようです。
そこで終点には必ずと言っていいほど簡素な車庫が設けられていたようです。
・・・そんなバス全盛期を彷彿とさせる車庫です。



平栗の集落の外れ、県道に直角に位置しています。
向かいにバス停、ちょっと先に転回所がありました。



車庫全景。
「車庫」というより掘立小屋wです。
木造の小屋をトタンで囲っていますが所々剥がれています。
側面にはつっかえ棒が。でも2本目は折れています(笑
所々破れた窓がありますが、上に明り取り?が十分あるので無くてもいい気もします・・・



普段はバスが収まっていますが、連休なためか本日はバスがありませんでした。
・・・昨冬撮影、2本目のつっかえ棒に注目w



ちょっと傾いた部分もあり正直怖い・・・
車庫内は何もなく、奥にトイレがあります。



反対側から見ると奥は青い波板になっており、延長されているのが分かります。
かつてはどんなバスが収まっていたのでしょうか・・・?

クラフトロボを使ってみた

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いよいよ秋本番
・・・なのですがどうにも調子が・・・みなさん季節の変わり目は気を付けましょう(汗


さて、そんな具合なので家でゆっくりと



先日、以前から気になっていたCraftROBO(グラフテック製)を入手し、とりあえず動作させてみました。
これは自分で描いたとおりに紙などをカットしてくれる優れモノです。
・・・3Dプリンタが流行っている中で何を今更・・・と云う感じもしますけどね(笑



これを使って既に鉄道模型を作られている方もたくさんいて「台紙使うと色々アレ」という情報を頂いたのですが、今回は初めてだったので説明書に従って台紙に紙を貼りつけて切り出します。
使用する紙は「いさみや」さんの0.3ミリの工作用紙です。


データはCADデータの.dxfを使用できるとの事だったので、以前作製したデータをとりあえず読み込み・・・



うまく表示できない!と思ったのですが、



縮小していくと印刷範囲外にデータを確認できましたw
・・・スクロール機能が無いと使いにくいですね。

※.dxfファイルでもちょっと古い形式でないと表示できません。
※現在発売中の後継機種では変わっているかもしれません。

範囲内に収めて早速出力!


思ったより高速で刃が動いてカットが進みます。
文明の利器!!w



完了後、台紙を剥がした状態。やはり台紙の粘着力が強すぎて紙が丸まってしまいました。
だいたい切れていますが貫通せずに残っています。
・・・データミスで2回刃が通った窓は貫通して抜けたようです。



後からデザインナイフでなぞって窓を抜いた状態。
初めから手で切り抜いた場合に比べると若干角が甘いです。
・・・まぁ気になるレベルではありませんが



ちなみにデータは以前作製したこいつのアレンジです。

小ネタ

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秋も深まります。

・・・工作の紹介は久しぶりですが。



現在キッチンさんの江ノ電801と銚子201を製作中です。
久しぶりのハンダ付けですが、あまり特筆すべきことなしw


そんな工作から一部抜粋



銚子201の動力には鉄コレ14m級を採用。
これは幅が狭いので路面電車的な幅の車両にも使えて便利です。
今回は大きく空いたスペースはプラ板を3枚重ね、真ん中をトラス棒を挟むスペースにしました。




江ノ電801はモデモの玉電(世田谷線)80の部品を多用して製作しています。
パンタも玉電流用・・・なのでGM用の穴は使えず、新たに穴を開けなおしています。
その際に余計な真ん中の穴を隠すのと、雰囲気作りに枕木方向にプラ材を渡して台座を作りました。



1.2ミリ程度の棒にφ1ミリの穴を開けます・・・


・・・ムリですw
ピンバイスを回すと簡単に千切れてしまってなかなか上手くいかない。


こんな時は先に穴を開けましょう!





こうすれば簡単。
・・・ご存知の方は「当たり前だろ!」という感じでしょうけど。
こういう機会があったら試してみてください。




そんなわけで塗装まちの3両です。

名古屋市電800形をつくる

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名古屋市電にこういうカタチの電車があったというのはキットを見るまで知りませんでした・・・汗
でも作って行くにつれ不思議と愛着が湧くものです。



キットはマスターピースさんのもの。
車体はロストの前面を含めてわずかに7つの部品からなっています。
動力とパンタも同社製の物が指定になっています。
・・・が、手持ち品を使いたかったので鉄コレの物を使用しました。
動力は押さえの部品を少し削るだけでそのまま使用できます。

ロストパーツの合いは悪くないですが、私が苦手なせいか隙間が開くので瞬着で段差を埋めています。
・・・結局屋根の段差は目立ってしまいました・・・汗



例によっていきなり塗装。
このメーカーのキットは彫が深いのでHゴムの色挿しなども簡単です。
ただし、モールドが細いので正直塗らなくてもそれらしく見えると思います。



路面電子屋の特徴と云えば、車体にあれこれ書かれた標記類。
しかしコレのインレタが以外と無いんだな・・・
汎用品を探したのですが使えそうなものが無く、無いよりマシとGMの荒川線のステッカーを使いました。



ノリもそれほど目立たず、光にかざすと反射してバレますが思ったより良い感じです。
他にLJ社の名鉄インレタ、鉄コレ名古屋市電のステッカーを使用しています。
ヘッドライトレンズもLJ社の京急700キットの余りが丁度の大きさだったのではめ込みました。




名古屋市電800形は1956年登場。
新機構の「乗越カルダン」を使用した軽量・高速の経済車でした。

台車を隠すリブ付のボディーが如何にも初期の軽量車という雰囲気です。

登場時は相当な期待を背負っていたと思われる800形、こういう車両にありがちなトラブルや故障が頻発したようで、10年ほどで全車廃車となり「漁礁」として海没処分になったそうです・・・


3Dプリントの木曽モーターカーをつくる その1

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もう高い所では紅葉も終わり、枯葉が目立つようになってきました。
11月も半ばです・・・

さて、机の引出しに暫く仕舞われていたキットに手を付けました。
・・・買ったのはスワップミート同窓会だったかな?



トーマモデルワークスさんのモーターカーです。
当工場では初の3Dプリント製品になります。
とりあえず洗浄してサフを吹いたものの、ギザギザでどうしょうも無く放置してしまいましたw
240番の粗い紙ヤスリでとにかく出来るだけキレイにしていきます。
・・・実際塗ってしまえば分からないのかもしれませんが、初めてなので心配。



細かい箇所があり、なかなか難しいですがチマチマやっていきたいと思います・・・




動力は指定の同社製「ころころ動力」
なんとボタン電池で動きます!机の上でも走るw
1時間余りの工作で完成。ハンダ不要ですが不安な方は適宜使用しても良いかと思います。



ボンゴモーターカーと並べてみる・・・がボンゴ君デカすぎ!笑

下伊那南部紅葉狩り

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下伊那の秋といえば柿。
至る所に吊るし柿を干す納屋があり、柿が満杯に吊られています。(飯田市中村)

なんとか日が出てくれたので紅葉を見にドライブしてきました。



唐笠付近の天竜川
天竜下りの船からはどんな紅葉が見えるのでしょうか?

・・・どこに行こうか悩んだ挙句、ふらっと金野駅へ向かいました。



泰阜村北部の金野集落から駅へ降りる道はこんな具合・・・
・・・こんなオーバーハングは廃道くらいでしか見た事が無いww

肝心なところにガードレールやミラーなどの近代的装備が無く、わりと危険です。
かなり狭く行き違いが困難なので、大型の乗用車や運転に不慣れな場合は行かない方が良いと思います。
・・・特に冬は止めましょう(そもそも閉鎖になるのかも?)

金野から駅までは思ったより距離があり、途中「よけ谷(漢字不明)」という集落を通過します。
天竜川に向かって降り切った所が駅



駅は飯田市になるようです。
・・・初めて知りました。



丁度列車が来たので駅の横の橋から撮影。
谷底はすでに日が差さず結構寒いです・・・



グラデーションのモミジは珍しいですね。
この木だけはちょうど見ごろでした。







金野集落をウロウロしてみましたがとてもいい所でした。



最後は対岸の下條村コスモスの湯で〆
400円で展望露天風呂です!


みなさん是非とも下伊那へ 笑
(特記以外は泰阜村金野にて)

ボンゴの草ヒロ

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国道を見下ろすような位置に初代マツダ・ボンゴ(1966-75)が鎮座していました。



下部のビートが特徴です。
塗り分けもボンゴ標準?の水色に白色の塗り分け。



車体はちゃんとしていましたが床下や車内は空っぽのドンガラで、完全に物置と化しています。
久しぶりに好ましい状態の草ヒロでした。

大井川鉄道再訪の話

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ちょうど一週間前の話になりますが、大井川鉄道を見に行ってきました。
目的は井川線乗車。今まで2回行っているのですが一度も乗車できずにいました。



3度目の早朝の千頭駅・・・といっても写真は明るくなってから撮ったものですw
道の駅が併設されており、毎回ここから「パーク&ライド」です。

今回は元近鉄の廃車体と西武の機関車が置かれていました。

それ以外の客車が井川線の列車ですが、まさにナローサイズ。
同じ線路の上に載っているのが不思議なくらいです。

暫くの後、フォロワーのKさんと合流。
いよいよ井川線に乗車。
・・・ただし、災害により接岨峡温泉~井川は運休中なので途中までとなってしまいました。





バスより一回り小さい程度の断面の列車で、ほんとに林鉄規格といった具合です。
でも思ったよりゆったりとした座席。

走行中の車窓も「林鉄もかくあるかな」といった感じで、ダム建設の為の野趣あふれるトンネルをいくつもくぐって谷の奥へ進んでいきます。
・・・でも乗り心地は至って普通。ヘタな地方私鉄より良好ですw

途中、長島ダム建設による付け替え区間では、急こう配のため全国唯一のアプト式が採用されています。
専用の機関車を後ろに連結して登り降りします・・・



アプト機関車のED901。でけぇ!
多分アプト機関車が普通の高さなのでしょうが、ものすごいアンバランスです。
この機関車はトンネル限界に接触するため、アプト区間(アプトいちしろ~長島ダム)以外にはそのままでは出せないようです。


長島ダムでアプト機関車を切離し、再び進むと現在の終点の接岨峡温泉。



温泉場の少し上にあり、ひっそりした山間の駅でした。



接岨峡温泉だけでなく、井川線沿線は一昔前の地方私鉄の雰囲気がかなり残っていて良い感じです。





井川線には貨車も多く在籍しており、どれも本線用をデフォルメしたような好ましいスタイルをしていました。




帰りはまさかの機関車不調による救援のため造結!3重連を見る事が出来ました。


その日は寸又峡に泊まり、翌日は本線を撮影。。。









撮影場所はKさんにお任せして久しぶりに撮り鉄してみました(笑)
やっぱり真っ黒な汽車は撮るのが難しいですね。
あと動くモノを撮影するのが久しぶりでどうもダメですw
普段写真を撮る時は「目の前にあるモノ」を狙うんですが、鉄道写真などは「もうすぐ来るであろうモノ」を狙うので、考え方が異なります。



最後は新金谷で別れ、



こんな場所で呑みたいなぁと思いつつ、帰路に就きました。

アルモデル軽便ボギー客車改造電車を作る その1

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さて、再びナローに手を付けました。

アルモデルさんの軽便ボギー客車(北勢タイプ)です。
http://homepage3.nifty.com/arumo/r0076.htm

ご覧のとおり三重交通→尾小屋に行った木造客車がモデルになっています。



とりあえず素組みした状態。
・・・今回はこれを自由形軽便電車の2作目にしたいと思います。



前作のデハ101と並べるとこんな感じ。
・・・もうちょっと小さいかと思ったのですが、同じくらいのサイズです。

ちょっと困ったのが連結器
アーノルドカプラーをそのまま使おうとすると台枠部分に当たってしまいます・・・
客車ならこんなもんなんでしょうけど、電車にするといさかか低床すぎかなとも。

そして側板は内板と外板の2枚構成なんですが、木造車にしてはモールドがのっぺり気味。


これはなんとかしたいなと・・・



半日頑張って改装してみました。
・リューターとヤスリで台枠部分を切削
・KSモデルの帯板(0.8×0.3、0.8×0.2、1.2×0.3)を貼りつけてモールドを強調
正直かなり大変なので、フツーに組んで他の物をやった方が良いのかもしれませんw
台枠をカットする場合は私のように組んでから切るよりも、組む前にカットした方がいいです。



これでだいぶ電車っぽくなったかと。
もっとも「木造の軽便電車」というと花巻しか例が無いので、標準軌のそれをイメージしています。


http://drfc-ob.com/c-board/file/%8CI%8C%B4%93d%8E%D4.jpg

栗原鉄道(→栗原電鉄→くりでん)の軽便電化時代の写真を見つけたのですが、まさにこんなのを作ってみたいものです。
上の写真などは電車と客車の台枠高さの違いが分かります。
・・・でも車高はそれほど変わりませんね。

木曽林鉄の保存車(寝覚の床、開田郷土館)

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お使いも兼ねて木曽をブラブラしてきました。
今の木曽はスキーシーズンになりつつありますが、まだちょっと早いようでどこも空いています。



久々に様子を見てみたいと思ってここに寄り道。
上松町の寝覚の床美術公園内に保存してある99号と120号
駐車場から少し入った遊歩道脇に屋根付きで置かれています。



No.99のサイドビュー
昭和27年に蒸気機関車を置き換える目的で2両導入された酒井製作所B型というタイプの機関車。
本格増備には至らず2両のみで入替等に使用されたようです。
同型のNo.98も三岳に保存されています。

林鉄には珍しいセンターキャブ式で、個人的にはお気に入りのスタイルです。





こちらはNo.120
除雪用の機関車でバランスを取るように先輪が付いているのが特徴です。
一枚目の写真の面にロータリーヘッドが付くんですよ、本当は・・・



赤沢からこの場所に移設される際、ロータリー部分を忘れて置いてきてしまったようです(笑
ロータリー部分は赤沢のバックヤードに放置されています。
・・・とてももったいない。


そして帰ろうと駐車場から国道へ上がるスロープの途中



とても気になる石積みが・・・見れば見る程ポータルっぽい。



物置の裏に回ってみるとやはり隧道が
しかも怪しげに口を開けています・・・なんだか中途半端な埋戻し。
林鉄のものか?と思ったのですが、大きいしかなり古そう。後から調べるとどうも中央線の旧線のもののようです。
まだまだ発見が沢山の木曽谷です。


場所を変えて今度は木曽町の開田郷土館へ。
・・・郷土館は12月はお休みのようでした(笑)



駐車場に135号+C型客車+運材台車が置かれています。





よく手入れされているようで、良好な状態で保たれています。
・・・写真を見て気づいたけど、枕木が90度回転している気がしますw
開田の保存車は初見で、これで木曽谷にある保存車を全部訪ねたものと思われます。

津川洋行の沼尻ガソを動かす

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恐らく今年最後の完成品は簡単工作でクールダウン。

津川洋行さんの沼尻ガソ101を中古で入手したので、以前買っておいたアルモデルさんの動力化パーツを使って動力化しました。



KATOチビ客車動力を組み込むためのキットですが、オマケとして旧タイプのラジエターや後部の荷台、吊り輪などのパーツも付いています。



コレが良いんだな!
全て瞬着で組立できます。





カプラーとライトは津川の部品を加工。
・・・正直面倒なので他社製品を利用したほうが良いと思いますw
カプラーは本当はアルモデルのを使いたかったのですが、見つからず・・・まぁ荷台が開いた状態なので連結不能ですからね。ダミーでもいいのです。
ライトは独特なステーを表現したかったため津川の部品のライト部を短縮のうえ整形、真ん中に穴を開けて光学樹脂を炙ってレンズ状にしたものを取り付けて作成しました。



車体を被せても窓が大きく、動力が丸見えなのが気になったので、茶色く塗った厚紙で隠してみました。
コンデンサが出っ張っているので中央が膨らんでいます。
吊り輪はなんだか悪目立ちしてしまうようで取付をやめました。
・・・内装を表現しているなら付いてても良いと思うのですが・・・汗


床下・ライト・ラジエターをクレオスのジャーマングレーで塗装して組み上げ。





車体の塗装は製品のままで、はみだし等もありますがウェザリングで誤魔化しています(笑)
いい荷物があれば後ろの荷台に積みたいですね。



来年はより実感的なウェザリングを目指したいです。

大晦日(鉄道模型芸術祭)

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さて、今年もおしまい
また一年が過ぎて行きます

個人的な事を言ってしまえば今年は頑張らなかったなぁと(爆
来年はちゃんと目標を立てて過ごそう!と思います・・・汗


さて先週は模型イベントが複数あり、ワタシはソニックシティと東京芸術劇場へ
大宮のイベントでは京成青電のキット、ペーパーキットやジャンク品などを入手。
知り合いと合流してそのまま池袋へ。



池袋で蒸気機関車が走りました!
なんだか変なカタチですがSLです。正直よく持ってきたものです(笑

会場に入る前に模型仲間と昼食。



フォロワーさんの木造客車。
作りが丁寧な上に質感も良く出ています。ブドウ1号には標記が映えますね。
・・・ワタシも作っているんですが少しでも真似できるかな(汗


いよいよそそくさと入場。
思ったより広いし盛況で驚きました。
展示内容が事前によく分からなかったので尚更ですw



大きなエンドレスから繊細なセクションまで、鉄道模型の世界が俯瞰できるような展示になっていました。





この車庫が実見出来たのはよかった。



川越鉄道の大桟橋上では荷役作業員がなにやら紙面を広げています。



地球儀のようなジオラマ。マグネットで車両は落ちずに走行しています。
このように発想は自由でありたいよね。



Oナローのティンバートレッスル
最近加入させていただいたクラブの先輩の作品。
「とりあえずセクションでも作ってみては?」
と言われても・・・来年は何か作りたいとは思います(笑)



今年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
それではみなさん良いお年を!

IORI工房 ナハ22000系客車をつくる その1

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皆様あけましておめでとうございます。



下伊那は穏やかな(不穏な?)暖かい日が続いています・・・(大鹿村 旧松除橋?)


さて、年末のイベントで作品をみて私も…と奮起した客車を作っています。
IORI工房のナハ22000とナハフ24000です。
国鉄木造客車の完成版ともいうべき客車で、オハ31はこれを半鋼製に設計し直したものです。



上がナハフ、下がナハで、ナハフはだいぶ前に別のモノを作ろうと加工して放置していた物を再度作り直しているので幕板部の色が違います・・・(笑

このキットはKATOのオハ31を利用し、側板を交換するキット。
なのでKATOのオハ31を「3枚おろし」にします。





こんな感じ。
オハ31はどういうふうに解体するのか一見分かりにくいですが、

・幌を外して貫通路に棒を入れて屋根を持ち上げる
・屋根を止めている窓のツメを外す→屋根が外れる
・床板を止めている窓のツメを外す→窓と床板が外れる

でバラバラに出来ます。

あとは下から床と側板をカッターで切り離し、デッキと客室部をレザーソーで切り離します。
カッターは普通のデザインナイフで。一度に切り離そうとせず、何回も刃を入れるのがコツです。
切離した側板は何かに使いたいのでジャンク箱へw

後は説明書に従って側板を取り換えていきます・・・

(つづく)

IORI工房 ナハ22000系客車をつくる その2

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KATOのオハ31の木体化が着々と進んでいますw
側面をカットした車体のデッキ部分を整形してペーパーの側面を貼り付け。
上のナハフ24000の方は余計な加工をしているのでメーカー指定の取付方法ではありません。
・・・やはり説明書の通り(下のナハのように)雨樋部は通しで挿げ替えた方が楽に加工できます。
接合はアロンアルファで行い、雨樋位置に合わせるとキレイに接合できます。



彫の深い木造車の雰囲気が良く出ています。




妻板も木造車らしく加工。

フォロワーさんのブログ
http://trta01.blog.fc2.com/blog-entry-51.html
を参考にエバーグリーンの筋付の板を薄く削って貼りつけています。

ちなみに私は在庫品を使ったので筋の間隔が結構大きめです・・・汗
まぁ無いよりマシかなと・・・

ナハフのトイレ側にはハシゴ(KATO Assy)と尾灯(キッチン貨車用)を取り付けています。
幌も無いので取付部も削り取ってしまいました。
詳しくないのですが、辺鄙な区間で使われていたモノでは幌が無く、代わりに手摺が付いている車両もあるようなのでこれで対応したいと思います。
片側だけ幌が付いているというのは変かもしれませんが・・・



こんな感じで車体は完成。
側面を交換するタイプのコンバージョンキットとしては組立てやすいキットだと思います。
あとは床下をちょっと弄って塗装まで行きたいと思います。

木曽林鉄の保存車(中部森林管理局)

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長野市にある中部森林管理局に保存されている木曽林鉄の車両を見に行ってきました。
長野駅東口(何もない方)を出て南東方向へちょっと歩きます。
・・・二日酔いの朝にはいい散歩の距離ですw



正門脇に置かれているのはKATO製の47号とC型客車、カブースの3両です。
本家本元だけあって?きれいな状態です。

さてこの47号機、前面グリル部分と運転室部分の角が丸くなっているのが他にはない特徴になっています。
上松で更新?されたようで、製造時とはかなり異なるスタイルになっています。
木曽で有名な酒井の大型機にやや似ていますが、どちらが先かはよく分かりません。

よく見ると埋め込み式のヘッドライトにやたら凝った意匠のヒサシなど、当時の営林署自らの設計というだけあってか、かなり意欲的な作りです。
だからKATO製という木曽では異端児ながら、営林署自ら取って置く事にしたのかもしれません。







模型化の際の参考にどうぞ(笑)




ちなみに機関車の裏手にある藤棚の柱には、林鉄のレールが使われておりました。

(訪問日 2016年1月16日)

IORI工房 ナハ22000系客車をつくる その3 完成

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さて、前回車体が出来ましたので床下に取り掛かります。



まずは水タンクを撤去。
この系列はトイレの水タンクは屋上に装備されていたようです。
・・・水漏れしたら即雨漏りしますが(汗
屋根にはタンクの蓋などがあるようですが、資料が無いため省略しています。



そして木造車の特徴であるトラス棒を取り付け。
強度的に不安がありますので、アロンアルファを染み込ませています。
ちなみにトラス棒を床板に取り付ける際、機器箱が邪魔になりやや幅がはみ出してしまいます。
説明書には特に記載が無いのですが、車体には干渉しないので気にしなくて大丈夫みたいです。


組立はここまで
いよいよ塗装。
と、ちょうどタイムリーに?KATOさんからオハ32000の生産予告が!
ぶどう色1号に赤帯が入る昭和15年以前の姿との事なので、これに合わせることにしました。



いつも通りw塗りあがりの写真。
車体はサフ→赤→茶色の順で塗装
屋根と床下はいつも屋根に塗るダークグレーで塗装しました。
・・・この塗料はクレオスのジャーマングレーがベースですが、継ぎ足し継ぎ足ししているので「秘伝のタレ」みたいになっていますw

ここでいきなりスハ32が登場しましたが、これはナカセイのキットを組んだもののレストアです。
中古で仕入れたものの塗装が埃を巻き込み過ぎていて残念だったので今回塗り直し・・・



まぁそれなりに美しく。
レボリューションのインレタで標記を入れ、半ツヤでコートしました。
・・・このスハ32800は当時かなり新しい形式なので、老朽ナハ22000と組む機会があったのかは知りませんw


最後にちょっとオマケの工作。
ナハフの幌が無い側のデッキ仕切りを作ってみました。



0.3ミリのプラ板に窓を開け、適当な端材を貼りつけてモールドを表現してみました。
オハ31の写真を参考にしていますが、まぁそれっぽく(笑
クレオスの土地色を塗った上に水生ホビーカラーのクリアオレンジを重ね塗り。
塗りムラでニス塗りの雰囲気を出してみました。





段差になっている部分に張り付けて完成。
最後部から違う色が覗くと効果は大なのでおススメです。


ナハフ24000


ナハ22000

木造車の2両は最後のコートを艶消しとしてスハ32との差を出してみました。



以上で戦前の国鉄客車の製作はおしまい
この位「歴史的」な車両を作ると、その当時の情景や乗客など、あれこれ想像するのもまた楽しいものです・・・

KATOの3トンをつくる

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立春でそろそろ暖かく…とはいきませんが、日差しが暖かく感じるようになってきました。



さて、当製作所では年末さいたまの戦利品を仕上げる事に。



ワールド工芸のKATOの3トン機です。ジャンク品で車体のみでしたが非常にお買い得でした。
何とか走らせたいと考え、同じくワールド工芸の土佐電プラキットより動力を拝借してきました。
・・・複数買ったけど結局持て余しているw

前後をカットし、スペーサーをカットした端材で作り、





カンタンに収める事が出来ました。
この動力、調子はいいんですがスローが効かないのが難ですね…まぁ手持ち品でなんとかするという考えのもと妥協です。。。


さて、車体はすでに完成しているのでそのまま塗装



タミヤのジャーマングレーで全体を塗装し、錆部分をクレオスの土地色で筆塗り。
ここまでラッカー系。
・・・ウェザリング2作目なので、今後様々な技法を試行していきたいと思います。





続けてクレオスのウェザリングカラーをテキトーに塗って完成!
かなりくたびれた感じに仕上げてみました。
・・・まぁ建設機械だしこんなモノかなとも思いますが・・・
この辺は各人の好みの問題ですね。
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