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Channel: 工場長の製作日誌
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ルーマニア アラドの路面電車 郊外電車 その1

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明けましておめでとうございます。
年末年始は初のヨーロッパ、ルーマニアを訪問しましたので、いくつかに分けて記事を上げたいと思います。



まずはArad(アラド)市のトラム
アラドはルーマニアの西の端の20万人ほどの地方都市
最近急速に近代化しているルーマニアのトラムの中で古いのがまだ多く活躍しているとして、奇特な日本人が注目しだしている所。
現地ではサブロク軌間だと思っていたのですが、1000mmゲージだそうです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%89%E5%B8%82%E9%9B%BB

ここの特徴は車両の他に、郊外区間を持っていること
アラドから東へ15km弱?のGhioroc(ギオロク)への区間がそれです。
古い路線で、東欧初のインターアーバンだそう。

自分が訪問を決めたのはギオロクの風景を一目見たいため
終点が町の中心でデルタ線になっているのです。
興味がある方はGoogleストリートビューで覗いてみてください。

https://www.urbanrail.net/eu/ro/arad/arad.htm

路線図は上リンクにある感じ。
訪問者の多くはGara CFR(CFR(ルーマニア鉄道)駅)から乗車すると思われる。



Gara CFRの時刻表
系統ごとに2つ表があり、上段が平日、下段が休日。
御覧の通り休日は本数が半分くらいになってしまうのでトラム鉄するなら平日がおすすめである。
ちなみに自分は休日に訪問・・・
ギオロク行きは11系統で本数が少ないので乗りたい場合は要確認である。

切符は電停に自販機があるが、無い電停や壊れている箇所があったので車内で買うのが確実。



こんな端末がありカードで決済できる。
・・・買いたい金額(区間)を選択して決済するシステム
アラド~ギオロクが11か12LEU、アラド市内は4LEUだったとおもう。
他にも選択できるが料金制度はよく分からない・・・w
ちなみにほとんどの乗客が金を払っているように見えないが、アラド市民の多くが無賃で乗れる対象らしい。


さて、訪問日は2024.1.2
宿の最寄りのMaxmilianから乗車



朝は霧に包まれていた・・・
四角いデュワグカーは赤くて名鉄みたい。郊外電車も美濃町線のような雰囲気があります。
冬のルーマニアは8時くらいでやっと明るくなります。



やってきたのは古い丸っこいデュワグカー
ギオロク行きは3連接車が使用されるらしい。
窓の落書きが目立つがいよいよ平原をブッ飛ばすトラム旅・・・と思いきや
Renasteriiに止まるとオジサンに何か言われ、運転手も何やらハンドルを握るジェスチャー・・・
なんとココからバス代行の模様。2つしか乗ってないのにww

車内から覗くにこの付近で線路脇に土が積まれていたりしたので、閑散期に工事の為運休という感じだと思います。
・・・廃止ではないことを祈るw
バスは線路脇の道(というか線路が道路脇をずっと走っている)をひたすら東へ



あっという間にギオロクに到着
土が積んである以外、特に工事をしている様子は無かった(線路が外されたりしている事もなかったが)。バスの方が速いと思われるし、自分が乗った便は乗客もバスで十分捌ける人数だった。

(つづく)

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